横浜アートメイククリニック院長のホシです。
今回は、アートメイク除去をしていくときにどんな経過をたどるのかをご紹介していこうと思います。
現在のアートメイクに不満がある方や、除去をしたいと思っている方のご参考になれば幸いです。
なおこちらの記事は、私がクリニックで経験してきたことをもとに書いております。
アートメイクは、色素を皮膚の中に入れ込んでいくことで、水に濡れても擦っても消えないメイクを残すという処置です。
きっとみなさん一度は経験したことがあるでしょう。子供の頃鉛筆をうっかり手に刺してしまって、傷が治った後も、鉛筆の色が皮膚の中に残っている、というアレです。
しばらくあの鉛筆の色は残っていたけど、気づいたら薄くなって消えていたり、あるいは大人になっても残っている方ももしかしたらいるかもしれません。
アートメイクも同様に皮膚の中に色素がしばらくの間残っていますが(定着と呼びます)次第に薄くなり、消えていきます。
ただ、この薄くなっていく期間に個人差があり、さらにうすくなっていく過程にも個人差があります。
入れた色が1年で消えていくという方もいるでしょうし、5年後に当初の色から変色しつつ、薄くなっていくという方もいらっしゃります。
以前のアートメイクが消えていれば、新しくアートメイクを入れる際に邪魔はしませんが、しっかり色がまだ残っている時期にまた新たなアートメイクをしていきたいと考えた時、どうしても以前のものが邪魔で消すことが必要になってくることがあります。
そんな時に「アートメイク 除去」と検索をすることになるでしょう。
検索をすると必ず「1回では消えません」といった趣旨の文言を見つけられると思います。
1つの方法を除き、アートメイク除去が1回で終わることはありません。
まずはアートメイク除去をしていく方法をご紹介していきます。
1.レーザー
2.薬剤除去
3.外科的切除
前述の、1回で除去が完了する唯一の方法は、3.外科的切除です。簡単にいえばアートメイクの入っている部分の皮膚を切り取ってしまうという手術です。
こちらの方法は1回で終了するという良さはありますが、皮膚を切るので他2つに比較すると痛みやダウンタイムはどうしてもひどくなってしまいます。また切り取ったあとをイメージしながらデザインする必要があり、消したいアートメイクのデザインによっては完全に切り取ることはむずがしい可能性はあります。その他、切り取った皮膚をまた縫い合わせていくので、傷跡の問題などもあります。デザインを工夫することによって比較的傷跡を目立たなくすることは可能ですが、体質によっては傷跡の部分が少し気になる可能性はあります。
この中で2.薬剤除去のみ看護師でも処置可能です。1.レーザー3.外科切除は医師にのみ可能です。
1.レーザー除去はレーザーを色素に当てることで、色素を破壊していく方法です。レーザーは種類によって破壊するのが得意な色というものがあります。Aの機械は黒を破壊するのが得意、Bの機械は赤い色を消すのが得意、というように機械によって消すことのできる色が異なります。
レーザーをあてることで、お肌の中に止まっている色素は粉々にされ、体外に排出されるという仕組みです。一回では完全に取り切ることはできず、また色素によっては破壊が難しい色が含まれていることがあります。
2.薬剤除去はレーザーとは異なり、どのような色でも除去が可能です。お肌に傷をつけ、色素を浮かせる薬剤を染み込ませていきます。
物理的に色素を排出されていきますが、こちらも少しずつ浮き上がらせては外に出していくので、除去には回数と、時間がかかります。
また色素が入っている部分が深い場合傷も深くなりますので、傷跡になる可能性があります。薬剤を使用しますので、眉毛やリップには処置ができますが、アイラインの除去の場合はこちらの方法は選択できません。
それぞれ色を消していく仕組みが異なりますので、経過も異なって来ます。
1.レーザー除去
レーザーを当てる際にはパチっと弾かれるような痛みがあります。通常塗る麻酔や、注射の麻酔を併用します。
レーザーをあてた直後から色素の色が変性します。数分でレーザー照射部位は赤っぽくなり、麻酔が切れてくるとすこしジンジンした痛みがあることが多いです。
赤みは数日から1週間ほどで落ち着いて来ます。
内出血のような点状の出血が皮膚の中で見られることがあります。
約1〜1.5ヶ月の間隔をあけて複数回レーザーを照射していきます。
前述の通り、レーザーは種類によって得意な色がありますので、複数種類のレーザーをあてることで少ずつ色を消していきます。
もともとの色素が皮膚の深くにある場合は、除去に時間がかかり、完全に消すのは難しくなります。
2.薬剤除去
アートメイクを入れる時のように、専用のニードル(針)を使用して、薬剤を浸透させていきます。ニードルで穴を無数にあけますので、血が滲んだり、滲出液が出て来ます。
こちらも直後から赤くなり、数日で瘡蓋ができて来ます。かさぶたがはがれるまで10日〜2週間ほどかかります。
お肌の傷の治り具合をみながら再処置を行うことができます。レーザー同様に最低でも1ヶ月は間をあけてからの再処置となります。
全体に少しずつ色が薄くなっていきます。
3.外科的切除
切除後をイメージしながらデザインを決定していきます。
局所麻酔を使用し、痛みを取り除いて処置を行います。
皮膚を切り取った後は糸で傷を縫って終わりますが、傷には1週間ほど糸がついたままの状態になります。腫れや内出血があります。
内出血は2週間程度で治りますが、完全に腫れがひくのは3ヶ月〜6ヶ月、長い場合は1年ほどかけて腫れがひくこともあります。
傷が落ち着いた頃(処置後3〜6ヶ月程度たったあと)であれば新たにアートメイクを入れることが可能になります。
それぞれの方法に特徴があり、経過が異なります。複数回で何回も通うことが難しい場合は外科的切除がいいと思いますし、それよりもダウンタイムが軽度な方を選ぶということであれば、レーザーや薬剤除去があっていると思います。
また色素の色や、深さ、デザインによっても最適な処置が異なって来ますので、どの方法で除去をしていくかを考えた時にはまずはクリニックにご相談いただけたらと思います。
こちらのコラムではアートメイクに関すること、美容に関することを横浜アートメイククリニック院長星が気ままに書いています。
ランダムな更新になりますがお付き合いいただけたら幸いです。
横浜アートメイククリニック
住所:神奈川県横浜市西区岡野1丁目1−27 庄司ビル 3階302
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